盛り場放浪記

花街を歩くことが楽しみな会社員による、酒とアートをめぐる冒険奇譚。

上海に行こう④老西門で下町情緒編

おはよう上海。最後の朝です。

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人民広場そばで朝ごはんを食べられる並び。

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最終日にして出会ってしまった最高の朝ごはん。中華粥。

最後の日だしまずは美術館に行こう。「上海当代芸術館」だ。

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上海で初となる非営利の独立した現代美術団体。延床面積1,800㎡。

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人民公園温室をリフォームしたのでガラス張り。光が差し込まないよう特殊フィルムが貼られている。

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スロープは写真スポット。車いすの人は怖かろう。

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吹き抜けが面白い。グラフィティアートに関する企画展の最中だった。

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Shepard Fairey (OBEY)の作品がめちゃ格好良かった。

西の横綱(イギリス)がバンクシーだとしたら、東の横綱アメリカ)は間違いなくシェパード・フェアリーだろうな。

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トイレまでアートだった。

3泊4日存分に上海を楽しんだわけだが、普段のリサーチで絶対に行くスポットにまだ行けていない。そう、赤線。つまり風俗街。

かんたんに調べた結果、上海の風俗は数年前の一斉摘発で壊滅状態らしい。店舗型はほぼ無くなり、デリバリー型のみがひっそりと営業を続けているとか。韓国人街など行きたいエリアはあったものの若干遠いので諦め、今回は下町の生活風景を垣間見ることでヨシとしよう。
というわけで向かうは老西門。

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明朝時代に築かれた城壁の内側にあった町。家々の密集した地域で、一歩入ると迷路のよう。

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家屋は木造2階建てで、レンガ造りの建物もある。

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週末はお天気が悪かったので洗濯物を干す家ばかり。パンツもブラジャーも気にせず干される。

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日本の旧い街で泌尿器科を見ると、すわかつての赤線かと興奮します。

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なぜかアニメやフィギュアの店が密集する一角があった。

ここ数日歩いていた上海があまりにも生活感が希薄で、くらしの気配がしなかったので、老西門に来てようやく安心できた。高層ビルや最新建築はニョキニョキできたけれど、昔からの生活もちゃんと残っているんだな。(ま、ここは超都市部なので、郊外に行けばゴロゴロそういう街があるんだろうけど)
夕方のフライトに備え、軽く土産でも買って空港に向かいましょ。

土産を買うなら「上海市第一食品商店」。ホテルのそばにあって便利。

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中国全土&海外からの食品が揃う、上海一の食品デパート。

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豚の頭・・ほしいなぁ・・

料理好きな友人たちへの土産で、おいしい醤や甘味をゲット。

さて空港に向かおう、帰りはリニアモーターカーに乗って。

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初リニア。最速時速は400㎞。早い!

帰りの飛行機も、やっぱりビールやワインを飲み散らかしながら、遠くなってゆく上海の街を眺めたのでした。再見!