盛り場放浪記

花街を歩くことが楽しみな会社員による、酒とアートをめぐる冒険奇譚。

関西に行こう③太陽の塔&EXPO'70パビリオン見学会と東洋ショー編

太陽の塔が内部見学をはじめてからもう1年近く経ったっけ。機会をねらっていたのだが、事前予約が必要なのでなかなかタイミングが合わなかった。そんな折、日本展示学会&JMMA近畿支部会のイベントで内部見学をさせてくれるというので、これ幸いと行ってきた。

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雨女の私にしては珍しい好天。ああ、やっぱり好きだ、太陽の塔

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さぁ入りましょう。参加者は大学教員や在野の研究者が多そうだった。

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通路にはラフスケッチが展示されている。

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通路を抜けると太陽の塔の第4の顔である「地底の太陽」が展示されている「プロローグ空間」。

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地底の太陽の展示を抜けると太陽の塔を貫く「生命の樹」の根元に出る。写真撮影はここまで可能。

内部の詳しい情報を知りたい人は下記記事が詳しい。

gigazine.net

当時のまんまの造形物と、内部公開にあたって修復・新規作成した造形物が入り混じっているので、若干のフィクション感はあるけど、大阪万博当時の雰囲気と勢いは体感できる。とにかくド派手でキッチュ。万博で太陽の塔に入ったことのある人曰く、当時はもっと暗かったらしい。細いエスカレーターも今は階段に変わっている。
ミュージアムというよりアミューズメントパーク的空間なので、何かを学ぶ類の施設ではないけれど、頭をカラッポにして楽しむにはいいような気がする。昔を懐かしむ回想法的使い方もできそう。海外の人は・・・どう思うかは謎。
どっちかというと、個人的には太陽の塔よりもEXPO'70パビリオンのほうが楽しめた。

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1970大阪万博の鉄鋼館を利用した博覧会の記念館。

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当時の雰囲気を出すため、あえて照明は暗くしている。資料は読みづらいけど、みんな読まないっしょ!的割り切りがいい。

運よく、パビリオンの展示設計担当者と一緒だったので、解説を聞きながら館内をまわる。

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スペースシアター。当時の最新技術が集結した音響システムが導入された。展示では、1008個ものスピーカーから流れる音楽とレーザー光線によるショーが再現されている。武満徹

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展示担当者が、オープン直前に間に合わなくてヤバイ!となって総出でマネキンに服を着せたというエピソードを聞いた。

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各パビリオンの紹介はめくり展示で。ツイッギーの影響か、コンパニオン(ホステス)さんのスカートが短い!

おお、見ごたえがあるぞ。万博研究をしていたのである程度の基礎知識はあるけれど、初見資料も多くて楽しかった。この後見学会はみんぱくに会場を移し、ディスカッションに入った。私は、集団行動ができるのは3時間以内という厄介な病にかかっているので、このあたりから記憶がない。

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気が付いたら梅田地下街のおでん屋にいた。

tabelog.com

関東煮(かんとだき)の優しいおでんとチューハイ(レモンが入っている)が沁みる。えーと、大根、たまご、ひろうす、よもぎ麩、牡蠣、すじ、さえずり(鯨の舌)・・あと蛸。辛子をチョンとつけて、あっつあつをフーフーして、パクリと食べると広がる出汁の旨みとよく煮込まれた具材の味。お行儀悪いけどツユも飲んじゃう。満席で並んでいるので、もう一杯チューハイ飲んで、ごっそさん。
大阪の夜はまだ終わらない。ストリップだ。
大阪といえば東洋ショー。西日本最大級のストリップ劇場。






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天満駅を降りて心惹かれる飲み屋街の方へ。野毛みたく若いコでいっぱいだ。

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天満あたりはお風呂屋さんが多くていいね。夜遅くまで空いているし。

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堂々としたたたずまいの東洋ショー。中の写真は厳禁なり。

この日の香盤がまた良くて。榎本らんさん、西園寺瞳さん、中条彩乃さん、鈴香音色さん、徳永しおりさん。豪華!

ロック座所属のなかじょーは、横浜や川崎、浅草で拝見していて応援している。拝見するたびに表現力がグングン増していて、見逃せないのだ。特に浅草を経たことでグッと高まった気がする。ポーズ切るときの潔さが増している。ポラタイムは「よく見る顔だー!」と覚えられていてうれし恥ずかし。

はじめて拝見した鈴香音色さんは、完全に惚れた。セクシー&グラマラスな身体がとっても素敵。演目「POLICE」ではミニスカポリスの格好で、バーレスク調のダンスを披露。和製クリスティーナ・アギレラとお呼びしたい。いたずらな表情!揺れる巨乳!パツンパツンのミニスカートからのぞく太もも!プリンと上がったお尻!きらめく汗!嗚呼ワガママボディから目が離せない。好きです、追いかけます。またひとり、推しのストリップ嬢ができてしまった・・。ポラタイムもサービス精神旺盛で、好き・・。

終演後の東洋ショーから出て、歩いてホテルに帰る。次からも大阪泊まるときは東洋ショーに徒歩で行けるところにしよう、そう決意した。