盛り場放浪記

花街を歩くことが楽しみな会社員による、酒とアートをめぐる冒険奇譚。

八丁堀のスペインバル「maru」で食べまくる

良いバルの条件とは「旨くて安い酒と肴」が供されることである。客は、安かろう悪かろうではなく「エッ、この価格でこのクオリティ!?」という感動を求めている。八丁堀には良いバルが多く、「maru」はバルブームの先駆けと言える名店。老舗酒屋の宮田屋が運営。1階はスタンドバー、2階は炭火焼きがメインのビストロ、3階はちょっと良いレストラン。同じビル内で同じ運営会社による飲食店で、シーンによってフロアを使い分けられるというスタイル。

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先月の麻布十番「可不可」の食事会で知り合った揚羽の湊さんと、今夜は2階で呑みましょう。スパークリングワインで乾杯!maruは食事メニューが豊富なので「どうしよ~迷っちゃう~」と可愛いこぶっていたら、「全部頼んじゃえ!好きなだけ食べていいよ!」という神の声。よっしゃ食べよう!

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宮崎県産岩牡蠣。こんなに大きい立派な牡蠣はじめてで、口に入らないよ!なんてカマトトぶらず、一口でペロリ。海のミルクを感じる。上手すぎてこの後お代わりしました。

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季節限定・ホワイトアスパラガスのグリエールチーズソース。筋ばったところは無く、とろける食感。春といえばホワイトアスパラガスですねぇ。

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スペイン産最上級ハモンイベリコ・ホセリートの盛り合わせ。「私、生ハムの原木欲しいんです」と呟くと「あれ可食部少ないぜ?」と答える湊さん。経験豊富な男って素敵。でも原木欲しい。骨は煮出して豚骨スープ作りたい。

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カリフラワーのムースと生ウニのコンソメジュレがけ。キングオブ酒に合う!生ウニのピュルピュルした旨味とカリフラワーのポクポクとした風味がこんなにマッチするとは。

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子羊のロースト。肉が柔らかくジューシー。赤ワインを持て!最後は骨までしゃぶりましょう。

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九条ネギとカラスミのペペロンチーノ。「俺ダイエット中だから・・」という湊さん。ダイエットとは今のところ無縁の私は、炭水化物が友達です。

パスタまで食べたのに、まだちょっとおなかに余裕のある二人は、鴨の串焼きと牛串焼きとブラジリアンソーセージと、あとクレソンとアボカドのサラダを追加オーダー。店員は「よく食べる二人だなぁ」と笑っていた。ちなみにクレソンとアボカドのサラダもべっくら美味かった。ワインはボトル2本分くらい呑んだ。

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デザートは、ココナッツアイスとマスクメロンのスープ仕立てと、ベリーアイスと本日のタルト。ココナッツアイスのサッパリとした甘さが食後にぴったりで、ほとんど独り占めした。

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ワインセラーをバックによく食べた二人。湊さんエエ顔している。

結局4時間以上飲み食いしていたわ。たくさん食べて呑む方との食事は楽しい!ストリップと風俗の話ばかりしていた気がするけど、ありがとうございました。

八丁堀は丸ノ内あたりから来るサラリーマンも多いらしく、こういう良い酒場の多いエリアで勤めたいものです。また呑みましょう。