盛り場放浪記

花街を歩くことが楽しみな会社員による、酒とアートをめぐる冒険奇譚。

アーツ千代田 3331「シド・ミード展」を観る

シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019』を観ました。

sydmead.skyfall.me

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11時のオープンに合わせて行ったら、館内の階段はすでに長蛇の列。30分ほど待って入館。平日はそうでもないと思います。

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展示入り口。この写真、若い頃のですよね。今のお姿も見たいなぁ。

SF映画の金字塔『ブレードランナー』(82年)および同シリーズ最新作『ブレードランナー2049』(2017年)、『エイリアン2』(86年)などの多数の大作ハリウッド映画の美術に携わった方として認識していましたが、『∀ガンダム』のモビルスーツのデザインなんかも手掛けていたのですね。そのおかげか、館内は意外と若い人が多かった。でも90%男性。30~40代男性がメイン層って感じ。

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3331はそんなに広くないので、通路が狭め。照明が作品のアクリルに反射して見づらかった。

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やたらとスマートフォンをいじっているお客さんが多いなと思ったら、専用アプリのコンテンツを見ている人が多かった。

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どんなアプリかというと、スマホを通じて特定の作品を見ると、その作品に関するコンテンツが出るのです。これはARが浮き上がるパターン。

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スケッチ段階の作品が見られるパターン。ARのものと同一作品です。

私はシド・ミードの完成作品より、スケッチ段階のエスキースが好きなので、このアプリはありがたかった。美術館や博物館でいろいろアプリがあるけれど、スケッチを見せるのは良い試みだなと思った。

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大型作品のスケッチも。この作品は動画も付いていた。音が流れるので、展示室内では遠慮して消音にしている人も。

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通して見ても、やはり初期の作品に惹かれる。アメリカの雑誌の広告ページに載っていそうな、古き良き時代の雰囲気が好き。

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とは言いつつ、ガンダムコーナーで写真を撮る。

グッズもいろいろ出ていたけれど、目玉は図録かな。連休中に売り切れたらしく、再版してくれという声がネットにあふれているよう。このまま入荷されなかったらオークション転売されそうなので、ぜひ重版してほしいところ。