盛り場放浪記

花街を歩くことが楽しみな会社員による、酒とアートをめぐる冒険奇譚。

東京オペラシティギャラリー「ジュリアン・オピー展」から白金台に行く

日本の美術館では、11年ぶりにジュリアン・オピーの大型個展が開催された。オピー好きなので、展示の初週末に行った。

www.operacity.jp

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最初の展示室の光景。巨大な作品が天井近くの高さで展示されている。

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比較するサイズの人間がいないとサイズ感が分からない。

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小走りする人の映像の前で小走り。

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出品数は少ないけれど、満足感高かった。人が居る方が楽しげな展示。

シンプルで現代的で好きだ、オピー。日本のパブリックアートもオピーにすればいいのに。1時間ほどでオペラシティを出て、初台から渋谷を歩くことにした。代々木を通って、奥渋を散策。寄り道しながら1時間ほど。話しながらだとあっという間。

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奥渋で見つけたなつかしのシャッター。

歩きながら、「信号が点滅して小走りになる」時のスピードが、オピーの映像作品のスピードに近いと感じた。ちょっと慌てたように、でも真面目に走っていない動き。以来、交差点や信号を渡るたび「オピー歩き」するようになった。

渋谷に着いて、ごはん。道玄坂のどん詰まりにある「庵GuRi 5566」に初見で入ったけど、日本酒が豊富で食事も美味しかった。

tabelog.com

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渋谷の美熟女が気になる。

結局泊まって、翌朝も散歩。円山町は週末22時チェックイン開始が多いので、すぐに眠くなっちゃう人は注意が必要だ。昼間は便利なんだけど。

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ブラックライトがあるとテンション上がります。ブラックライト高いんだよ!

朝ご飯食べて、今日のお散歩エリアを考える。「リニューアルした港区立郷土歴史館にまだ行ってない!」ということで白金台へ。恵比寿を通って、白金台通って、目黒まで正味1時間半ほど。渋谷から恵比寿まで歩いたこと無かったので新鮮だった。

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恵比寿あたりで見かけた渋い建物。

猥雑な円山町から、閑静な広尾へ、そして高級住宅地の白金台へ。

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白金には戦前の看板建築や出桁町家も残る。遊廓建築っぽいのも。

www.minato-rekishi.com

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港区立郷土歴史館の外観。旧公衆衛生院の建物を活用している。

「うひゃーゴツイ建築!ひゃっほう」とテンション上がる。

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昔の建築を残したホールや講義室は格好良い。

白金台から目黒はすぐ。途中、オサレなドンキホーテ「Platinum Don Quijote」があった。建設時に住民の反対に遭って店名を横文字にしたんだっけ。今では地域一番のスーパーマーケットと化しているよう。

目黒の「ニイハオ」で餃子を食べて解散。お散歩楽しかったな。