盛り場放浪記

花街を歩くことが楽しみな会社員による、酒とアートをめぐる冒険奇譚。

また韓国に行こう①チェジュ飲み会編

お久しぶりです。

今年の2~4月は忙しかった。例年、年度末と年度初めはバタバタしがちだが、コロナが落ち着いてきたこともあってか新しい仕事の話が続々と来て対応に追われた。需要があるうちが華。粛々とこなし、4月末に予定していた休暇は死守できた。韓国に行く予定が決まっていたからだ。

年始にチェジュ航空のセールがあり、日韓便の航空券を片道700円で売り出すという狂った祭りに参加した。商業的な大売出しの情報には疎い方だがそういう祭りはどこからが聞きつけて全力で乗っかる。ま、航空券自体はホントに700円だが、空港使用料と高騰する燃油サーチャージが上乗せされるので、結局往復2万円近くにはなる。それでも十分安い。コロナ前はこのくらいでいつでもLCC乗れたけどね。

航空券を予約した時点で先の予定は未定だった。いつなら行けるか、いつ行くべきか。仕事の都合次第でキャンセルせざるを得なくなるので、ちょっとした博打である。数か月前のクレバーな私は、「3月までは韓国はまだ寒いので春に行こう。年度初めは忙しいかもしれないから、4月の後半にしよう」と考えたに違いない。大正解だ。

その上で、海外のアート関連のニュースサイトで、4月以降にソウルで行われる展覧会情報をざっと調べた。どうせなら面白そうな展覧会をやっている時期に合わせて行きたい。すると、信憑性は不明だが「今春、ソウルの美術館でエドワード・ホッパー展が行われる」というニュースを発見した。ホッパー!マジか!一番大好きな画家の個展をやるなんて!賭けるに値する。全力でベットした。そして勝った。敗北を知りたい。

というわけで、好きなアーティストの回顧展を観にソウルへ、友達との飲み会に参加するためチェジュへ行ってきましたよ。

皆さん、「ちょっくら週末に札幌行ってくる~」くらいのノリで海外へ行ける時代が戻ってきましたよ。パスポートとリュックひとつで旅をしよう。

 

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手荷物預かりナシ&持込10kgまでのLCC便なので、最小限の荷物でGO。できるだけ少なく軽く旅をすることにチャレンジしました。パッカブルリュックに、最低限の洗面用具とメイク道具、着替え1着、充電器類を入れた。半分以上はチェジュへのお土産を詰めたので、国内旅行よりも荷物が少ないかもしれん。

 

成田空港第三ターミナルのフードコート。賑わっていた。搭乗まではスムーズで、顔認証のおかげでサクサク進んだ。
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チェジュ航空の機内はLCCだけあって広くはないけれど、ジェットスターよりは過ごしやすいと思う。
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3時間未満のフライト(韓国は沖縄より早く着く)なので全然許容範囲。成田空港の本屋で買った辻村深月の「傲慢と善良」読んでいたらあっという間に着いた。

 

ソウルの仁川空港に到着。どこまでも続くLEDパネルでお出迎え。チェジュへ行くため、仁川空港から金浦空港に移動して国内便に乗り換える。
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コンビニに寄ったら養殖たい焼き売っていた。
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おでんも人気。練り物ばっかだな…。小腹が空きましたがチェジュで晩飯食べるためにガマンです。
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金浦空港に着いた。当日乗り継ぎなので3時間空けておいて正解。何だかんだ移動で2時間近くかかりますね。
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チェジュ行きの便に乗るのは韓国人がほとんど。日本語がまったく聞こえなくなりました。
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1時間でチェジュ到着。あぁ、ただいま!半年ぶりだけど。早く成田からの直行便も復活してくれ~。
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タクシーでホテル着。韓国はタクシーが安いのでバンバン使います。空港から市内中心部まで、バスだと2~300円でタクシーだと800円くらいかな。f:id:sakariba:20230504112902j:image

 

宿泊はGloucester Hotel Jeju。行きつけのバーから近いという理由。かなり前に予約したので2泊で1万円と安く泊まれました。前回止まったAmber Hotelも良かったし、こちらも清潔でシックな内装がカッコイイのでオススメです。

www.trip.com

 

ま、めしにしましょう。適当に入った店でビール。
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1800円のサムギョプサルセットをいただきました。黒豚の美味さよ。サンチュ取り放題なのが嬉しいね。日本のちょっと高級な韓国料理屋だとサンチュお代わりで500円取るので、ここぞとばかりに葉っぱもぐもぐ。豚に塩辛ソースを絡めて食べるのがチェジュ式。元気出る~。
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行きつけのバーへ。前回ふらっと入りハマってしまい、ここの常連たちとKakao交換して帰国後も連絡を取り合っていた。チェジュにまた行きたいと言ったら「早く来いよ~みんな待ってるから」とわざわざ日本語でメッセージを送ってくれた。

御礼がてら送った日本酒を年末年始に飲んだそうで、空箱を店内に飾ってくれていたのも嬉しかったな。
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集まりました。やたらギネスが好きな人たち。日本語と韓国語と英語を交えて会話するんだけど、酒飲み始めたら何言っても通じる気がするんだよね、不思議なことに。f:id:sakariba:20230504112817j:image

店内の別のお客さんで日本の懐メロ好きなグループがいて、DEENをリクエストしていた。長渕剛を合唱していたらいつの間にか閉店時間に。明日は居酒屋で飲み会しよ~と集合時間決めて解散。

 

翌朝、朝ごはんを食べに。前回も食べた豚骨風ラーメン。朝からしっかり食べて行動するぞ~。
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早朝散歩で近所の公園へ。苔むした石像がたくさんあり、それぞれにキャプションもついていた。
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お世辞にも可愛らしいとは言えないやつもいた。なんだこれ…。猫耳つきのモンスターに人間が翻弄されている。
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朝だからどこもやってないかなーと歩いてたら倉庫のような場所から車が何台か出て行った。ん、店かな。そして可愛いワンちゃんと目が合ったワン。
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読めないが、スーパーや市場みたいな雰囲気あるね。行ってみよう。
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業務用スーパーでした。でっかい空間に所せましと商品が積まれている。海外に行ってテンションが上がる瞬間のひとつは、スーパーマーケットに入ったときだよね。
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お惣菜もたくさん並んでいた。
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やたらと充実している豆腐コーナー。
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唐辛子の量が半端ないって。
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スゴイ量のにんにくと白菜を買っている人が居た。業務用とはいえ、何つくるの?
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スーパーめぐりを満喫して、開館時間に合わせてチェジュ国立博物館へ。立派~。トルハルバン像がお出迎えしてくれました。
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jeju.museum.go.kr


館内も立派。先史時代から朝鮮時代に至るまで、済州島の歴史と文化を紹介している。入館料は無料でした。太っ腹!開館は2001年6月だそうですが、ところどころリニューアルしているようで、デジタル展示もあり見ごたえあります。
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日本語の解説もあって親切。
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この独立ケースかっこいいね。影絵風で印象的。
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平日ということもあり館内は空いていました。
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ただ修学旅行シーズンなのか市内では学生さんの団体がちらほら見え、博物館にも授業で訪れる子どもたちがいました。ワークシート片手に展示を観る微笑ましいシーンも。
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キッズミュージアムは割に新しかったので近年整備されたよう。イラストが可愛くて普通に面白かった。
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シアターも今風のイマーシブ仕様。ストーリーの最後に奥の壁が開き、ガラスの向こうにチェジュの景色が広がるニクい演出。
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博物館でチェジュの成り立ちを学んだあとは、オルム(小さい火山)を登ろう。こんなに天気もいいんだし。
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博物館の裏手に広がる森を歩いた。真夏はとても歩けそうにないので、今くらいの季節が新緑を感じられていいね。
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登りは徒歩で15〜20分くらいで頂上。いい運動です。
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頂上にあずまやがあり、海が見える!ほんの少し登っただけで絶景を見ることができるのでオルム登りはやめられません。
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市街を眺める。たまに空港から飛行機が離発着してスカイブルーの上空に吸い込まれていく。穏やかな景色をぼんやり眺めていると忙しない日常を忘れることができる。贅沢ですなぁ。

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しばし休憩。先日のAmazonプライムサールで手に入れたニューギアはブリタの水筒。フィルターがついており水道水を濾過して飲み水に変えてくれるので、旅先の水確保に役立つ。何種類かあるがこれは持ち手が柔らかいので持ち運びしやすい。
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景色を堪能したあとはオルムを降りて旧市街へ向かう。ちょうど居たタクシーを捕まえて、国立民俗自然博物館へ向かった。

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こちらもトルハルバンがお出迎え。
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館内はやっぱり空いていた。
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ジオラマのそばにARカメラ付きモニターが置かれ、剥製にかざすと動き出した。ちょっと年季入ってますが面白いよね。
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チェジュの伝統的な暮らしや行事の展示が面白かった。リゾート地として知られるチェジュだが、高麗や朝鮮王国による支配、流刑地としての歴史、旧日本軍による統治時代など過酷な歴史を経てきた地でもある。だからこそ、韓国とは異なる独自の文化はとても興味深く、こうした施設などで学びたいと思う。

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海洋生物の展示もあったがナマモノではなく乾き物。ひょうきんな顔したサメがいた。
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博物館を出て市場の方へ。旧市街地は新市街地ほど近代的に発展しておらず、少し歩くと長閑な景色が広がっている。さっきの博物館で見た伝統家屋そのまんまの住宅があって驚いた。
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東門市場に到着した。
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どこでもいるトルハルバンは、沖縄のシーサーのような島の特有の守り神。火山島であるチェジュらしく玄武岩でできている。島全体で何体いるんだろう。

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市場は観光客が結構いた。日本に持ち込まないナマモノは買えないのでハルラボンジュース飲んで冷やかすだけですが、活気がある様子を見て歩くだけで楽しい。
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屋台はB級グルメが有名。
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地下街に初めて行ってみた。ここでも飲食物出せばいいのに。
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ビカビカ光る太刀魚。姿焼きが人気らしいですが、こんなに売れるんだろうか。一般ご家庭では魚焼き機に入らないのでぶつ切りにするしかなさそう。
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日本語のポップはどこで手に入れたのか。
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お昼ごはんを食べにフードコートへ。淡い飲み口のビールは島では水みたいなもんですよ。

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食べかけですみませんがアワビ粥。見た目全然映えませんが、まったりした味わい嫌いじゃない。日本で高級食材のアワビですがチェジュではたくさん獲れるのでスーパーでも激安でした。
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新市街に帰ってきた。マッサージに行って回復。
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トルハルバン多発スポットを見つけて喜ぶわたくし。通行人に写真撮ってもらった。
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コンビニ入ったらカッコいいボトルのソジュ(韓国焼酎)発見。ソウルでは見なかったので買っておいてもよかったかも。
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バーの仲間たちと飲み会です。昨夜「明日何食べたい?」と聞かれたので「チェジュならではの家庭料理が食べたい!観光向けじゃなくてみんなが普段行くようなカジュアルな雰囲気がいい」と伝えたら連れて行ってもらえた。
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彼らは毎週末集まって飲むのが定例らしく、それに混ぜてもらった。一次会で居酒屋、二次会でバー、三次会で知らない店に行くのがルールだとか。

チェジュ産のマッコリで乾杯!サッパリしてめちゃくちゃ飲みやすい。
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このお店の人気メニューは、慶尚道キョンサンド)の郷土料理「トゥルチギ」。豚肉や野菜を甘辛く煮込んだもので、チェジュではイカを入れるのが特徴らしい。オッパ(お兄さん)が手際よく調理してくれた。
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完成したトゥルチギをレタスに乗っけていただく。うまー!イカと豚の濃厚な旨みが口内で爆発する。シャキシャキしたレタスの食感と、じっくり炒まったネギやモヤシのハーモニーも味わい深い。
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ソジュに移行しました。日本の焼酎と違う甘い味わいで、でも食中酒らしいスッキリさとショットでカパカパ飲める喉越しの良さが魅力(で危険!)。韓国で手酌はNGなので、目上の方に注いでもらうのが基本。注ぐたびにみんなで乾杯するのも楽しい。
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乾杯の言い方も色々あり、スラングをいくつか教えてもらった。教本にはとても載らない言い方で、日本語で言うと「死ねー!」とか「みんなで死のう!」とか「地獄で会おう」「天国に還ろう」等。

通常のソジュから、チェジュ特産のソジュ「ハンラサン」に移行した。

ハンラサン(漢拏山)とは180万年前に噴火した済州島の大部分を占める火山の名。チェジュの人々にとってシンボル的存在の山の名前のこの焼酎は、山の地下水で造られた焼酎で、度数は21度で少しだけほかの韓国焼酎より度数が高い。

飲みやすさは変わらないのにアルコールは強いのでますます危険!ショットで注ぎ合える手軽さは店員さんにドリンクを注文して待つタイムラグが不要なので、連続飲酒ができてしまうのだ。

しかし彼らに言わせると、マッコリよりも悪酔いはしないらしい。マッコリも同じく飲みやすいが、あちらは腰から下が本当に動かなくなるらしい。ソジュはまだ立ち上がれるそうだ。そこまで飲んだことがないから半信半疑だが、現地の人に言われると戦々恐々としてしまう。

日本語が少し出来るオッパが「飲みすぎて、みんな、死ぬ。でも、翌朝、起きる。俺たちは、ゾンビ!」と高らかに叫ぶ。カタコト特有の断定的な話し方が妙にツボってしまう。

 

チェジュ・マッコリとハンラサン・ソジュの空きボトルがテーブルを埋め尽くしてきた頃、空恐ろしくなって「韓国にはウコンの力ヘパリーゼみたいなアルコール分解を助ける二日酔い対策ドリンクはある?」と尋ねた。全員一致め「808DAWN」が一番とのことだった。へぇ、コンビニで探してみようかなとメモった直後、タバコを吸いに出た1人のオッパが戻ってきて、そのドリンクを手渡した。わざわざ買いに行ってくれたらしい。

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缶にドクター中松的なおじさんの顔がプリントされており、いかにも「効きそう」な予感がする。味は漢方的な甘さがあり、好きな感じ。1本500円と高価だが、果たして。

 

店を移していつものバーへ。ここからは赤ワインになった。
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「貴方はこの女優に似てるね〜」と写真を見せてくれた。誰だか分からないがこんな綺麗な人で例えてくれるなんて…。ちなみにこのオッパは新聞なんかに文章を書く仕事をしているらしく、怪しいおじさんではないらしい。ほかのオッパも薬剤師だったり書道家だったりと日中は普通に働いているそうだ。
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漢詩や禅語を教えてもらった。
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ワインを数本空けて、ラストは韓国酒のワンカップ。彼は離婚をきっかけに、20年前にソウルからチェジュに移住した。ソウルに一人娘がいるが長年会っていないそうだ。腕に禅語の「竹影掃堦塵不動、月穿潭底水無痕(何ものにもとらわれることのない心=禅の境地)」の文字のタトゥーが入っていて、ゴツいシルバーのアクセサリーをじゃらじゃら付けた謎のおじさん。
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踊り始めるオッパ。彼のガールフレンド(今日は用事で来れなかったが電話でリモート参加した)は彼の13歳年下だが職場の上司で、しかも彼女が“ご主人様”らしい。一緒に住んでいるが結婚する気はなく、互いの親にせっつかれているそう。まるで韓国ドラマのような設定だ。みんなキャラが濃い!
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またも閉店まで飲んだ。チェジュ生まれ、チェジュ育ちのマスターが送り出してくれた。昔デザイン会社で働いていて、この店の内装も自分で施工したらしい。音楽が好きで、お酒をつくる時間や接客する時間よりも曲を選んでセッティングしている時間の方が長い。日本の音楽も好きで、行く度にうまいこと流してくれる。


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夜も更けたので彼らにホテルまで送ってもらい別れた。

「待ってるよー!」バイバイの時はやっぱり切ない。

酒場の人間関係が好きだ。大人になると新しい友達はできづらいと言うし、まぁ家と職場の往復だけでは機会が少ないのは仕方ないとも思うけれど、学生時代から酒場を中心にコミュニティに加わらせてもらった身からすると大して変わらない気もする。むしろ、損得勘定抜きに付き合える関係性が貴重ということに気づいてからは、大人になってからの方が友達(を続けること)の大切さが身に染みる。

一緒に呑んで楽しい友達が世界のどこかにいて、元気にやっていることを想像するだけで心があたたかくなるし、今こうして生活や仕事をコツコツ頑張るのも悪くないぞと思える。「会えない時間が 愛 育てるのさ」は友達においても言えるんじゃないかな。

 

翌朝、あれだけ飲んだのにほとんど残っておらず、お腹が空いて目覚めた。ゆっくり支度してソウルに戻るため空港へ。2泊はあっという間だった。1週間…いや1か月くらい滞在して過ごしたい。テレワークならできるだろうか。f:id:sakariba:20230504112835j:image

またね、チェジュ!
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帰りはT'Wayで。ちなみに韓国の国内便の航空券の取り方は、Trip.comあたりで路線を選択してネット決済するだけ。片道5,000~8,000円くらいで、毎日1時間に1本くらいの勢いで発着してるので手軽に予約できます。
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金浦空港に着いて、ホテルチェックインまでサテンで茶しばこうか。
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ホテル近くのお店でサムギョプサル。デンモクで日本語が入っていたが「蜂蜜食べた赤い豚」という気になるメニューもあった。熟成肉と普通ののハーフ&ハーフ、韓牛もちょっと食べちゃお。韓牛まーじ美味い。
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東大門のDTP。ザハ建築が不思議に馴染む街。

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ホテルにチェックイン。今回も東大門の東横インです。2泊で10,000円くらいかな。

寝るだけなんでアクセスよければどこでもいいんですが、コスパの良さと清潔感、安心感的に結局ここに落ち着いてしまう。もっと冒険しなくては。
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長くなってきたので前半はこのくらいで。後半のソウル編に続く。