盛り場放浪記

花街を歩くことが楽しみな会社員による、酒とアートをめぐる冒険奇譚。

ひとりごと

年末年始だらだら日記④

新年あけましておめでとうございます。年末年始ずっとお天気で気持ちがいいですね。 椎名林檎の「ジユーダム」聞きながら布団干したり、筋トレして過ごしています。 「太く長く行こう 人生まあ生きていりゃ いろいろあるけれど 幸せにならなきゃ 落込んだら…

年末年始だらだら日記③

もうタイムアップだ。2022年のうちに韓国旅行記を書いておくつもりだったのに。予定外のストリップ感想文に力を込めすぎました。諦めて新年に持ち越します。 今日読んだ本。読みかけ含む。今年の出物は、弘前のセレクト本屋で見かけて買って以来ハマった季刊…

年末年始だらだら日記②

今日読んだ2冊は、小倉孝保さんの「踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代」と楠木建さんの「絶対悲観主義」。 踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代 作者:小倉孝保 講談社 Amazon 絶対悲観主義 (講談社+α新書) 作者:楠木建 講談社 Amazon …

年末年始だらだら日記①

今日読んだ2冊は、石神賢介さん「57歳で婚活したらすごかった」、xiangyu(シャンユー)さん「ときどき寿」。 57歳で婚活したらすごかった (新潮新書) 作者:石神 賢介 新潮社 Amazon ときどき寿 作者:xiangyu 小学館 Amazon どちらも面白かった。 「57歳で婚…

ネットの海に投げたメッセージボトル

更新滞ってましたが元気に生きています。最近ブログアクセスがちょいちょい上がってるな~なぜだろうな~とボンヤリ思っていたら、Twitterなどで呟いていただいていたのですね。感謝。リアルタイムのリアクションだけでなく、こうやって時間を超えて見つけて…

春の夜に想う「あの日」のこと

丘の中腹、人っこひとりいない住宅街をずんずん歩く。いい感じにお酒が回った身体がじわり汗ばむ。昼間は初夏を感じる陽気だった。21時過ぎでも気温は下がり過ぎず、風もない夜。マスクをずらして胸いっぱいに空気を吸い込むと、鼻腔に甘い匂いが漂う。春の…

日ノ出町に書き残したままのラブレター

私の住む街は、その最寄り駅の名の通り日の沈むことを知らない、昼夜問わず薄明るい街である。私は、日ノ出町・黄金町・曙町・福富町・蓬莱町・長者町・末広町・万代町・不老町・寿町など、縁起の良い町名に囲まれて暮らしている。 とある緊急事態宣言下の零…

楽しく、新しく、続けてみよう~ライフハックについて

少し早起きできた朝、バスタブにお湯を張ることから一日を始めた。寝巻にパーカーを羽織り、プラスチックごみの日だったのでマンションの外に捨てに出て、ついでに郵便受けの新聞を回収した。息が白くなるほどではないけれど、身が引き締まる寒さ。 「ふゆは…

家に帰れなくなった時の話~帰りたい、入れない~

いつもの仕事帰り、いつものように家の鍵を差し込んでドアを開けようとしたら、「がちゃっ!」とうるさい金属音とともにドアが動かなくなった。ドアガードが掛かっている。え、なんで。思考がフリーズした。 出かけた時の何かの拍子でガードが掛かってしまっ…

とつぜん、恋に落ちた話

人が恋に落ちる瞬間はいつなんだろうか。 恋はするものなんじゃない、落ちるものだ、なんて戯言が甘く響く時、その人は既に恋の虜になっている。落ちる。何に?見えない落とし穴に。足を滑らせて、瞬間意識を奪われて夢中になる。けれど、絶対に底はある。 …

はじめて沖縄の器を買ってみた

やちむん。 知っている人は知っているし、知らない人は知らない言葉。平仮名のせいで可愛く聞こえちゃうし、ゆるキャラにいそうな気もしてくる。たぶん語末の「むん」のせいだ。「ち」と「ん」の中に「む」が挟まっているのも、どことなく切なげでいい。 ま…

近況と諸行無常~夏をあきらめて

コロナ禍でライフスタイルが大きく変わったのでブログ更新停滞していましたが、ちらほら読んでくださる方がいるので、今後は備忘録的な小ネタも逐次更新するよう心掛けてみます。いつまで続くかわかりませんが! 近頃は感染予防を言い訳にストリップ劇場から…

攻めてるマンション「デュフレ横浜石川町」見学してみた

今年入って半年経つけど、緊急事態宣言が出てない日数って一ヶ月くらいだよね、なんて話をすることが増えてきた。街中では夜間もお酒提供営業し出す居酒屋も続々出ている。イセザキ・モールはますます無法地帯めいてきて、週末には楽しそうな声があちらこち…

伊勢佐木町の銭湯・利世館に行く

今週、テレワークに行き詰まった弟を数日泊めることになった。弟の会社も2020年春からずっとテレワークで、会社に行くのは月に何度かだと言う。自宅ではどうしても能率が上がらず、モチベーションが保てないという話だった。確かに、ワンルーム1人暮らし、デ…

文明は文化を駆逐するか?~生活のDXをはじめてみる

年始早々出ちゃいましたね、緊急事態宣言。2021年も波乱の年になりそうです。 さて、突然ですが引っ越しました!愛しの台東区から横浜市へ。5年間同じところに住んだのは人生初で、久々の引っ越しに追われて年末はてんやわんやでした。設備は古かったけれど…

2020年買ってよかったベストヒット商品を紹介します

色々あった2020年も、なんとか本日が最終日。本当に色々あった。皆さんお疲れ様でした。例年よりおうち時間が多めの1年間になりましたが、それでも色々な発見や出会いがありました。そんなわけで1年の総決算がてら、行って・見て・聞いて・買ってよかったも…

家猫百態〜うちの猫たちを紹介します

夏が近づくと「猫が開く」。日向ぼっこをしながら、ベッドや床に転がりながら四つ足をぐぁばっと開脚し、もふもふのお腹を見せつけてくる。姿態をながめていると、猫と目が合い、ごろごろ寝返りを打たれる。柔らかなお腹に顔を突っ込み静かに吸うと、お日様…

府中市美術館「ふつうの系譜展」を観る~こんな時だけど美術館に行こう!

春ですね。もはや毎年恒例の春の楽しみである、府中市美術館「春の江戸絵画まつり ふつうの系譜」展に行きました。 fam-exhibition.com 「春の江戸絵画まつり」は、今年の「ふつう展」で16回目。昨年の「へそまがり日本美術展」(個人的に2019年ベスト展覧会…

快楽の値段あるいは人生の遣い方

「人生とは死ぬまでの暇潰し」と言ったのは誰だっけか。「教養は暇な時間の遣い方に現れる」とも聞いたことがある。 先日、ある本を読んでいて、「こんなに新しい世界を知れるのに1,500円は安すぎるのではないか」と感じた。(濱野ちひろ『聖なるズー』とい…