盛り場放浪記

花街を歩くことが楽しみな会社員による、酒とアートをめぐる冒険奇譚。

会社を休んでスパラクーアに行く

朝起きたら動けなかったので仕事を休むことにした。微熱があったけれど、休暇申請を出した直後に平熱に戻った。なんて分かりやすい身体だ。

美術館でも行こうカナ~とも思ったが、意識的に休まないとパンクするだろうなと思ったので久しぶりに家に何もしないことにした。展示・本・映画・インターネットなどの視覚情報を「観ない」日は久方ぶりな気がする。情報依存症なので常に何かしら観たり読んだりしないと不安になってしまう。「オッ、今日は珍しく家にいるな」と猫たちにすり寄られつつ、家の片付けをした。

夕方、スパ・ラクーアに行った。(行きがてら、つい本屋で1時間立ち読みしてしまったので、結局情報遮断はできなかった)

www.laqua.jp

スパ・ラクーアは「自宅から最も近い楽園(エデン)」だと思っている。インテリアがどうとかは門外漢なので分からないけれど、館内はいつでもどこでも清潔&明るい。女性が好きそうな有機的で凝ったデザインが多く、我らが台東区の銭湯とはだいぶ違う。落ち着くのは銭湯だけど、長時間ダラダラするならスパ・ラクーアの方が適している。岩盤浴で信じられないくらいの汗をかいて、露天風呂で天然温泉に入って、お腹が空いたらご飯を食べて、キンキンに冷えたビールを飲んで、誰とも喋らず、意味のあることは何もしない。館内には何もしなくていい空間がやたらと多いので、人目を気にすることなく副交感神経を全開にできる。南国リゾートを思わせる休憩スペース「ヒーリング・バーデ」はカップルが番になってチルっているので、アダムとイブが過ごしたエデンもこんな感じだったのかもしれないと思う。(服を着ているけど)

www.laqua.jp

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スパ・ラクーア内のレストラン「ニャーヴェトナム」で夕飯。

4時間ほど滞在して帰宅。家から10分ってのがありがたい。この日はぐっすり眠れて、翌朝はちゃんと起きられました。数ヶ月鬱々としていたのが嘘みたいに晴れて、しばらくぶりに仕事になった。すごいぜスパ・ラクーア