盛り場放浪記

花街を歩くことが楽しみな会社員による、酒とアートをめぐる冒険奇譚。

横須賀で昼呑みして「感覚の島」に行く

平日、午前中で仕事を切り上げて横須賀中央へ。天気がいいので昼酒を楽しむ趣向です。

まずは「中央酒場」で昼飯を。

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朝10時から呑めて食える地元の名店。夕方には満席になることが多いが、昼間は比較的入れる。

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豊富なメニューに見とれる前に、まずは湯豆腐と熱燗を頼んでゆっくり選びましょう。湯豆腐は横須賀名物・カラシ付き。

お腹を満たしたら横須賀散歩をしましょうか。

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若松マーケットは昼間静か。今夜の行き先を考えながらぶらぶら歩きます。

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汐入まで歩けば、角打ちの名店「ヒデヨシ商店」までもうすぐ。

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店内は基地で働く外国人ばかり。日本人は私と店主しかいない状況。ドルでも払えます。

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店内の棚や天井にまで貼られたドル札は、基地を去る軍人さんたちのサイン入り。

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外国の方はファンタのようなソフトドリンクや甘いチューハイを呑んでいる人が多い。ワンカップを熱燗で、骨酒にしてもらいました。これで280円!喫茶店でコーヒー飲むより安いです。

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サクッと呑んだらまた散歩です。キュートな外観のスナックや、ストリップ劇場跡地を探します。

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でててめ んべっし店 飲食歌楽る!?縦読みかと勘違いした看板。

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トンネル抜ければ 海が見えるから そのままドン突きの三笠公園で・・

実は呑むだけでは終わりません。この日は、横須賀で期間限定で開催していた「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」に参加。イベント内容は「都市生活のなかで忘れかけている感覚を暗闇のなかで取り戻す試み。」ということで、何があるのかよく分かりませんね。

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通常は夜間に上陸できない猿島に行けるとあって、イベントは完売御礼。冬のフェリーは絶対寒いと思って防寒したので大丈夫でした。

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肝心のイベントですが、物理的に撮影できない(島に着いたらスマホを封筒に入れて取り出せなくなる)ので写真は無し。唯一撮れる浜辺の作品を撮ったら露光オーバー。

要するに島中にアート作品を点在させ、暗闇の中を何とかして歩き回らせながら鑑賞する試みです。電灯は少なく、平坦な道でも歩きづらいのに、階段を降りる時は超怖い。横須賀市職員や雇われたスタッフがかなり多く配備されているので、安全面は相当配慮されていましたが、ベビーカーを押した家族や小さいお子さん連れは途方に暮れる場面も。ファミリーよりもカップル向けで、人のいない茂みで「キャッどこ触ってんの」「いいじゃん、誰にも見えないぜ」なんてイチャイチャがあったりなかったり。アート作品は、半分以上はピンと来ませんでした。場の力が強すぎて負けますね。チャレンジとしては面白いので、また機会があれば行きたいです。
そんなこんなで帰りの船に乗って街中に戻る。冷えた身体が熱燗を欲している・・「ぎんじ」に行こう!

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神奈川県を代表する酒場と言っていいでしょう。夕方は混み合うので入れたらラッキー。

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飴色のカウンターやテーブルがシブい。店員=地元のお母さんたちが忙しなく働いています。

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熱燗に、煮込み、湯豆腐、ポテサラ、小鉢をいくつか。

良い店では、話も弾む。しばし過ごしたところで、せっかくだし餃子も食べようということになり向かいの「錦ちゃん餃子」へ。

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パリッと焼かれた餃子たちが赤いカウンターに映える。

心おきなく横須賀を満喫し、京急でノンビリ横浜方面に戻り、伊勢佐木町に泊まったのでした。