衝撃の「村上隆 バブルラップ」展から早1ヶ月。またまた熊本市現代美術館がやってくれました。大竹伸朗展!いや、ほんと、担当学芸員さんと桜井館長天晴れ。ここ数年、東京や大阪でも観られないレベルの現代美術展が熊本で開催されている。みんなおいでよ熊本!
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さて、「ビル景」展は、大竹伸朗が約40年間にわたって制作し続けてきた「ビル景」シリーズ800点以上、未発表作品から最新作まで展示しちゃう企画展。このあと水戸芸術館に7月13日~10月6日、巡回するそうです。
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「ビル景」とは、現実の風景をそのまま描いたものではなく、大竹の中に記憶された香港やロンドン、東京といった様々な都市の湿度や、熱、騒音、匂いなどがランダムにミックスされ、「ビル」という形を伴って描き出される仮想の風景。要するに都市や時代の心象風景ですね。
これまで大竹さんの作品で一番好きなのは《直島銭湯「I♥湯」》でしたが、「ビル景」格好良いわ。数点ずつしか観たことなかったので、まとめて観て印象変わりました。すごく上手いし計算高いし、題材が好み。絵画の上で勝負できるアーティストなんだね。
熊本でこの展示が始まったの、本当にすごいし、私は熊本って「ビル文化」のある街だと思っている。美術館を出ると、あちらこちらにビルが集まっている。東京みたいににょきにょき高いオフィスビルじゃなくて、居酒屋やスナックやクラブやバーがぎゅうぎゅう入居するテナントビル。熊本の人たち、ビル名で会話したりするし。「今日の飲み会の店どこ?」「蘇州ビル!」「ああ、キャサリンズバーの向かいね」とか。ビルが日常の中で息づいているのが良いなと思う。そういえば「熊本ビル部」という、熊本の建物リサーチを行う素敵な団体の活動も活発だ。
カフェが4月から閉まっていたので、業者さんでも変わるのかしら。新装オープンが待ち遠しいですよ。
さて、熊本市現代美術館に深々とお辞儀をして、街に戻る。めしにしましょう。美術館出て数秒で酒が飲める熊本、LOVE・・。いつもなら市役所勤めの友人やその辺で働いてる人たちに声かけるんですが、今夜はたまには一人飲み。餃子DAYにしたいからです。
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日本人は餃子好きと言われますが、私は常軌を逸した餃子好きなので、1日2食餃子でもいいし、1食につき30個は食べたい。餃子を食べたい日は、餃子以外のメニューは注文しなくてもいいくらい。ビール餃子餃子ビール餃子餃子餃子。餃子ってなんでこんなに美味しいんだろうね?ちなみに熊本では「ぎょうざの丸岡」もあるけれど営業時間が短いので要注意。
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アレッ何しに熊本来たんだっけ?と言うほど満喫してますが、仕事で阿蘇にも行きました。業務上写真は挙げられないので、「道の駅 あそ望の郷くぎの」に鎮座する「ラブチェア」をご覧ください。みんな熊本においでよ!
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