盛り場放浪記

花街を歩くことが楽しみな会社員による、酒とアートをめぐる冒険奇譚。

まちあるき

池上本門寺で花見をし、蒲田で餃子を食べる

春になったのでゼミテンで集まった。 ※「ゼミテン」とはゼミのメンバーの意で、ドイツ語「Seminarist(ゼミ生)」の複数形「Seminaristen」の略称。主に一橋大学生が使うスラング。 もともとは筑波大学 比較文化学類の江藤先生を慕い、2016年から私含む2~3…

サントリー美術館で「河鍋暁斎展」を観て、寿町「浜港」で角海老グッズを手に入れる

寒の戻りで冬のようなお天気。猫たちも布団に戻ってきた。人間を「あたたかい棒」としてとらえ、我が物顔で布団を占拠する。 仲良く布団に入る2匹。人間のように頭だけ出していて可愛らしい。 午前中はジムでちょっと走って、午後イチにサントリー美術館へ。…

浦和のアカシエでケーキを食べて西川口に行く

埼玉近代美術館見物前後の話です。 埼玉No.1パティスリーこと「アカシエ」北浦和本店に行き、その後埼玉近美を観て、西川口に足を伸ばしました。 acacier.co.jp アカシエ北浦和本店は2018年秋オープン。美術館からも近くて便利。 店内は広くて充実したラ…

出光美術館「染付展」、すみだ北斎美術館「北斎アニマルズ展」を観る。

映画「グリーンブック」を観た後、出光美術館へ。「染付ー世界に花咲く青のうつわ展」が開催中です。2018年の「色絵 Japan CUTE!展」もとってもよかったですが、出光はやきものの展示が白眉です。idemitsu-museum.or.jp 西アジアから中国、朝鮮、ベトナム、…

上海に行こう④老西門で下町情緒編

おはよう上海。最後の朝です。 人民広場そばで朝ごはんを食べられる並び。 最終日にして出会ってしまった最高の朝ごはん。中華粥。 最後の日だしまずは美術館に行こう。「上海当代芸術館」だ。 上海で初となる非営利の独立した現代美術団体。延床面積1,800㎡…

上海に行こう①出発~ホテル編

縁あって1月に訪れた中国・四川省成都の旅が楽しく、思っていたよりも中国はずっと近いことが実感できたので、あちこち行ってみたくなった。 そんな折、上海ビエンナーレ2018が3月10日で終了することを、ノマドプロダクションの橋本さんから聞いた。数人で水…

関西に行こう④神戸、元町高架通商店街編

通称「モトコー」と呼ばれる、元町高架通商店街。JR西日本が耐震工事のため商店街に立ち退きを求めていて、反対する入居者とモメていると報道されているが、間もなく役目を終えようとしている。最期の姿を一目見に行こうと、関西最終日に神戸に足を伸ばした…

松山・道後温泉に行こう②道後オンセナート~松ヶ枝遊廓~ニュー道後ミュージック編

道後オンセナートとは、道後温泉を舞台に行われる芸術祭で、2014年、2015年、2016年に続き4回目の開催。コンセプトは「アートにのぼせろ 〜温泉アートエンターテイメント〜」。日本最古といわれる道後温泉で、人と土地のエネルギーを浴び、体験することで、…

松山・道後温泉に行こう①プロローグ~松山城編

「親譲の無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。」 ご存知、夏目漱石『坊ちゃん』の冒頭。 「――料理屋も温泉宿も、公園もある上に遊廓がある。おれのはいった団子屋は遊廓の入口にあって、大変うまいという評判だから、温泉に行った帰りがけにちょっと食っ…

横浜・寿町「浜港」で角海老ボクシングジムのウチワを手に入れる

横浜美術館で企画展「イサム・ノグチと長谷川三郎―変わるものと変わらざるもの」と、コレクション展「リズム、反響、ノイズ」を観ました。 yokohama.art.museum 企画展入り口。イサム・ノグチの作品、どこからどこまでかがわからなくなる。結界もそれっぽく…

三軒茶屋で、チェルフィッチュの「スーパープレミアムソフトWバニラリッチソリッド」を観劇する

スーパープレミアムソフトWバニラリッチソリッド。 すわアイスの新商品か、それにしては名称があまりにも長すぎないかと思うなかれ。演劇の公演名だ。 chelfitsch.net 2月3日(日)の楽日、三軒茶屋のシアタートラムで、もりりゅと観劇した。もりりゅは、い…

水戸芸術館で「霧の抵抗 中谷芙二子展」を観て、どぶ汁を食べる

面白い企画展をやるんだけど、ちょっと遠いから行くのに気合いが必要な場所。私にとっては、水戸芸術館、アーツ前橋がそれだ。でも中谷芙二子の国内初の回顧展は絶対観たいよね、とノマドプロの橋本さんと話していて、よしじゃあみんなで行くかということに…